中国で上映禁止の衝撃作『盲山』、日本初公開で問われる現実
山奥の村に花嫁として売られた大学生 検閲で約20カ所カット、国内上映禁止となった中国の衝撃作「盲山」
https://news.yahoo.co.jp/articles/60bae16364565b74c403050a6a529cc1b701c091
目次
- 1: 映画『盲山』日本初公開:中国で上映禁止となった問題作が問いかけるもの
- 2: もしもあなたが突然“他人の妻”として扱われたら?(ないない?)
- 3: この話題についてネットの反応は?
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
映画『盲山』日本初公開:中国で上映禁止となった問題作が問いかけるもの
2007年に制作された中国映画『盲山』が、2025年7月に日本で初めて劇場公開されることが決まりました。本作は、人身売買により山奥に売られた女子大学生の過酷な境遇を描いた社会派作品で、中国では約20カ所の検閲カットを経てもなお国内上映禁止となった経緯があります。
作品の背景には、中国における人身売買と女性の人権侵害という深刻な社会問題があります。監督リー・ヤンは実話をもとに、現地住民を起用したリアルな演出で社会の暗部を浮かび上がらせました。年のカンヌ国際映画祭にも出品され国際的な評価を受けましたが、内容が当局にとって“都合が悪い”とされ、上映禁止処分となりました。
今回の日本公開は、表現の自由や社会的タブーへの問題提起としても注目されています。今後は、この作品が日本の観客にどう受け止められるか、また封印された作品が海外で再評価される動きが中国映画や国際社会にどのような影響を与えるかが焦点となります。
もしもあなたが突然“他人の妻”として扱われたら?(ないない?)
もしも、旅先でスマホや身分証をすべて失い、正体を証明できなくなったら? 見知らぬ村で目を覚まし、周囲から「この人は◯◯の妻だ」と当然のように受け入れられてしまったら? 助けを求めても誰も耳を貸さず、警察すら「家庭内のこと」と取り合わない――そんな環境で、あなたはどう行動するだろう。
逃げようとすれば見張られ、日常は“普通”の暮らしのふりを強いられる。これは映画の話ではなく、実際に起きた事件をもとにした物語『盲山』が描く現実です。こんな展開が現実になったら、本当に怖いですよね。
この話題についてネットの反応は?
ポジティブ派
これは観なきゃいけない映画。現実に起きていることを知るためにも。
中国で上映禁止になった理由がわかる…社会の闇を真正面から描いていて衝撃的。
主演女優の演技がリアルすぎて鳥肌。ドキュメンタリーかと思った。
ネガティブ派
内容が重すぎて観るのに覚悟がいる…でも観るべきなんだろうな。
中国の現実を描いてるとはいえ、フィクションとして消費されるのが怖い。
観た後、しばらく気持ちが沈んだ。精神的にきつい映画。
ふもとあさとの読むラジオ
はい、ここからはスタジオからお送りします。改めまして、おはようございます。ふもとあさとです。
そして、アシスタントの琳琳です。先ほどは、中国映画『盲山』についての特集をお聞きいただきました。
はい、ご主人。SNSでは『観なきゃいけない映画』『演技がリアルすぎる』といった肯定的な声が目立っています。一方で『重すぎて観るのがつらい』『フィクションとして消費されるのが怖い』など複雑な感情も多く見られます。
まとめ
『盲山』の公開は、表現の自由や社会問題への向き合い方を私たちに問いかける。観客の受け止め方が今後の議論の鍵となるだろう。
