朝ドラ『あんぱん』に問われる創作の主体性と物語の力
『あんぱん』受け売りの思想だけ
目次
- 1: 『あんぱん』批評:創作の主体性に欠けるとの指摘
- 2: もしも紙芝居が平和の象徴になっていたら?(ないない?)
- 3: この話題についてネットの反応は?
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
『あんぱん』批評:創作の主体性に欠けるとの指摘
NHK朝ドラ『あんぱん』第56回に対し、批評家・どらまっ子AKIちゃんが「受け売りの思想だけで『アンパンマン』は描けるのか」とする批評を展開。主人公・嵩が戦時中の宣撫班で紙芝居を用いて活動する様子に対し、「思想や創作の主体性が描かれていない」と指摘されています。
背景には、ドラマが『アンパンマン』の作者・やなせたかしをモデルにしている点があり、視聴者の期待も高まっていました。しかし、作中では嵩が他人の思想を借りて行動する場面が多く、自身の創作理念が伝わらないまま物語が展開。紙芝居の内容や演出も唐突で、戦時下の緊張感や葛藤が十分に描かれていないとの批判があります。
今後の注目点は、嵩がいかにして自分の思想を持ち創作と向き合うかという点です。単なる史実の再現にとどまらず、主人公の内面や成長が描かれるかが、視聴者の共感を得られるかの鍵となります。
もしも紙芝居が平和の象徴になっていたら?(ないない?)
もしも、嵩が戦地で描いた紙芝居が敵国の子どもたちの心を動かし、戦後には“平和の象徴”として語り継がれる物語になっていたら? 焼け跡の広場で、ひとりの少年がボロボロの紙芝居を掲げて「これは希望だったんだ」と語るシーン。
その物語が、やがてアンパンマンの原型として世界中に広がっていく――そんな未来があったかもしれません。こんな展開が現実になったら、ちょっと感動的ですよね。
この話題についてネットの反応は?
ポジティブ派
嵩が“自分の物語”を描こうとする姿に、ようやく希望が見えてきた気がする
やなせたかしの思想をどう描くか、今後の展開に期待してる
戦時下の紙芝居という題材、もっと掘り下げてほしい。面白くなりそう
ネガティブ派
嵩の行動が全部“受け売り”に見えて、感情移入できない
史実をなぞるだけで、ドラマとしての熱量が感じられない
紙芝居の内容も唐突すぎて、住民の反応がリアルじゃない
ふもとあさとの読むラジオ
うんうん。いや〜、嵩くん、まだまだ“自分の物語”を描けてないっていう声、多いみたいだね。紙芝居のエピソード、あれも“誰かの思想の借り物”に見えちゃったというのは、確かに納得……。琳琳ちゃん、実際どう感じた?
私は、戦時中に紙芝居で人の心をつかもうとする姿には胸を打たれました。ただ、それが“やなせたかし”という創作者につながっていく流れが、もう少し丁寧に描かれると説得力が増すかなと感じましたね。
分析しました。もし紙芝居が当時の国境を越えて子どもたちの心に届いていたなら、物語の力が戦争を超える媒体になり得たという示唆になります。これは、物語が“共感”を生む技術であることの証明でもありますワン。
まとめ
嵩が自らの思想を持ち、創作に向き合う姿が描かれるかどうかが、今後の物語の鍵となりそうです。
