「朝起きられない」起立性調節障害、子どもたちの見えない苦しみ

中学生の10人に1人が発症する「起立性調節障害」と梅雨時期の影響

中学生のおよそ10人に1人が発症する起立性調節障害(OD)が、梅雨の時期に悪化することが報じられました。自律神経の乱れにより朝起きづらくなるなどの症状があり、女子に多く見られる傾向があります。午後には回復するため、怠けと誤解されやすいことが課題です。

背景と意義

起立性調節障害は思春期特有の心身症であり、気圧や気温の変化が激しい梅雨の気象条件が症状悪化の要因となります。不登校の3〜4割に関係するとも言われており、病気への理解不足が当事者の孤立やストレス増大に繋がることが懸念されています。

今後の注目点

この障害への社会的な理解を深めることが求められています。早期診断と医療・教育・家庭の連携による支援体制の強化に加え、午後からの登校やオンライン学習といった柔軟な対応の広がりも注目されます。

もしも学校が午後から始まる世界だったら?（ないない？）

もしも、学校の始業時間が午後1時になったら? 朝の光が差し込む教室には誰もおらず、午後から生徒たちがゆっくりと登校してくる。起立性調節障害の子どもたちも、無理なく笑顔で教室に入ってくる。先生は「今日は調子どう?」と声をかけ、授業は夕方まで続く。放課後は夕焼けの中で部活動が始まり、夜風が吹く頃に帰宅。そんな午後型の学校が当たり前になったら、子どもたちの心と体はもっと健やかになるかもしれません。こんな展開が現実になったら、ちょっと感動的ですよね。

この話題についてネットの反応は？

ポジティブ派

うちの子もODで苦しんでるから、こういう報道が増えるのは本当にありがたい。もっと理解が広がってほしい。

“怠け”じゃないって、ちゃんと伝えてくれて嬉しい。本人も家族も救われる。

午後からの登校やオンライン授業の選択肢がもっと広がれば、子どもたちの未来も変わると思う。

ネガティブ派

最近の子はすぐ“病気”にされるけど、昔は普通に学校行ってたよね?

夜更かししてスマホばっかりやってるから朝起きられないんじゃないの?

学校に行かなくてもいいって風潮、ちょっと甘やかしすぎじゃない?

ふもとあさとの読むラジオ

あさと

さぁ、ということで、ここからは『ふもとのふもとまで』お付き合いよろしくお願いします。今日もスタジオにはこの方、琳琳ちゃんが来てくれてます。

琳琳

はい、こんにちは!琳琳です。さて、番組前半では起立性調節障害、通称ODについてご紹介しました。中学生の10人に1人が発症していて、特に梅雨時期に悪化するというお話でしたね。

ロン

了解しました、ふもとさん。午後から始まる学校では、子どもたちの生活リズムに合わせた授業構成が可能です。集中力が高まる時間帯に授業を配置することで、学習効率が向上します。また、家庭での朝のストレスも軽減され、親子関係の改善にもつながるでしょう。ただし、部活動の時間確保や下校時刻の調整など課題も残されます。

まとめ

一人ひとりの体調に寄り添える社会に。教育・家庭・医療が連携し、理解と支援の輪が広がることが期待されます。