「がんは戦後の病気」発言に医師作家が反論、波紋広がる

参政党の主張に「もはやどこから突っ込めばいいのか…」医師作家が呆れ

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd9deac80299bd1b6859cb070360df0bf41b8550

参政党の党首による「がんは戦後にできた病気」との発言に対し、医師で作家の知念実希人氏がSNSで強く反論。科学的根拠を問う声が広がっています。

目次

  • 1: 参政党の医療主張に医師作家が苦言:「がんは戦後の病気」発言に波紋
  • 2: もしも「がんは戦後の病気」が教科書に載ったら?(ないない?)
  • 3: この話題についてネットの反応は?
  • 4: ふもとあさとの読むラジオ

参政党の医療主張に医師作家が苦言:「がんは戦後の病気」発言に波紋

小説家で医師の知念実希人氏が、参政党の医療に関する主張に対してSNS上で強い疑問を呈しました。発端は、参政党の党首が「がんは戦後にできた病気」と発言したことに対し、知念氏が「1804年に乳がんの全身麻酔手術が成功している」と歴史的事実を挙げて反論したものです。また、過去に参政党関係者がワクチン接種を行うクリニックに対して業務妨害や脅迫を行ったとされる事例にも触れ、政党の姿勢に疑問を呈しました。

この背景には、参政党が掲げる「反ワクチン」「反小麦」「反農薬」といった科学的根拠に乏しい主張があり、医療や科学の専門家からたびたび批判を受けてきた経緯があります。特に、東京都議選での支持拡大を受けて注目が集まる中、党の主張が公共政策に影響を与える可能性があることから、専門家による検証と批判が強まっています。

今後の注目点は、こうした政党の主張がどこまで社会的に受け入れられるのか、また、科学的根拠に基づく政策形成がどのように守られていくのかという点です。政治と科学の距離感が問われる中、有権者のリテラシーメディアの役割も改めて問われています。

もしも「がんは戦後の病気」が教科書に載ったら?(ないない?)

もしも、ある政党の主張通り「がんは戦後にできた病気だ」という説が、教育現場で“新常識”として教えられるようになったら――。理科の授業で子どもたちが「戦後の食生活ががんを生んだ」と暗記し、歴史の授業では「1804年の乳がん手術」は“誤情報”として扱われる。そんな教室で、ひとりの生徒が疑問を口にする。「でも、昔の人も病気で亡くなってたよね?」。教室が静まり返る中、教師は答えに詰まる――。こんな展開が現実になったら、ちょっと怖いですよね。

この話題についてネットの反応は?

ポジティブ派

既存の医療や食の在り方に疑問を持つのは悪いことじゃない。考えるきっかけにはなる。

医療利権に切り込む姿勢は評価したい。主張の一部には共感できる部分もある。

常識”を疑う視点は必要。全部を否定するのではなく、議論の場を持つべき。

ネガティブ派

1804年に乳がんの手術が行われてるのに“戦後の病気”って…歴史も医学も無視しすぎ。

こういう非科学的な発言が政党から出るのは本当に危険。教育現場に影響が出たらどうするの?

反ワクチン、反小麦、反農薬…全部“反”ばかりで、何を根拠にしてるのか説明がない。

ふもとあさとの読むラジオ

琳琳

さて、ここからはスタジオに戻って、私たちのトークパートです。先ほどの特集では、参政党の“がんは戦後の病気”という発言に対して、医師で作家の知念実希人さんがSNSで反論したというニュースをお届けしました。

あさと

いやぁ琳琳さん、これはもう“どこから突っ込めばいいのか”って、ほんとその通りだよね。がんが戦後にできた病気って…江戸時代の人が聞いたらびっくりするよ。

琳琳

そうですね。実際には1804年に乳がんの手術が行われていた記録もありますし、古代エジプトのミイラにもがんの痕跡が見つかっているんですよ。

あさと

つまり、科学的な裏付けがない主張が、政党の看板として出てきてしまう。これはちょっと、笑いごとじゃ済まされないよね。

琳琳

はい。特に、教育や医療政策に影響を与える立場にある人たちがこうした発言をすることには、専門家からも強い懸念が出ています。

あさと

じゃあ、ここでちょっとロンに聞いてみようか。ロン、こういう“科学的根拠のない主張”が広まると、社会にはどんな影響があるの?

ロン

はい、ふもとさん。科学的根拠のない主張が政治的に拡散されると、医療不信誤情報の拡散につながり、予防接種の忌避治療の遅れといった実害が生じる可能性があります。また、教育現場での混乱や、科学的リテラシーの低下も懸念されます。

あさと

なるほどねぇ。ロンは冷静だけど、これはほんとに深刻な話だよ。琳琳さん、SNSではどんな声が上がってるの?

琳琳

はい。『歴史も医学も無視しすぎ』『教育現場に影響が出たらどうするの?』といった批判が多い一方で、『常識を疑う視点は必要』『議論のきっかけにはなる』という肯定的な声もありました。

あさと

うん、確かに“常識を疑う”ってのは大事な姿勢だけど、それは“事実を無視する”ってこととは違うからね。そこはちゃんと線引きしないと。

琳琳

まさにその通りですね。では、ここで一曲お届けしましょう。曲のあとも、ロンと一緒に“もしもがんが戦後の病気だったら?”という仮想シナリオを掘り下げていきます。

まとめ

科学的事実と政治的主張の乖離が注目される中、情報の正確性と有権者のリテラシーが問われる時代に突入しています。

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