拾った人から「2割の謝礼」請求?落とし物と報労金のリアル
駅で落とした財布が戻ってきたのですが、拾った方から「2割の謝礼」を求められました。10万円入っていた場合、本当に2万円払う義務があるのでしょうか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/41527f7855e543ce1bd33e6892b01e2d33cb06dc
目次
- 1: 駅で拾われた財布と報労金の義務に関する議論
- 2: もしもAIが財布を拾って報労金を請求してきたら?(ないない?)
- 3: この話題についてネットの反応は?
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
駅で拾われた財布と報労金の義務に関する議論
駅で落とした財布が戻ってきた際、拾った人から「2割の謝礼(報労金)」を求められた場合に支払う義務があるのかという疑問が注目されています。日本の遺失物法では、拾得者は落とし主に対して5〜20%の報労金を請求する権利があります。ただし、駅などの施設内で拾われた場合は、報労金は施設管理者と拾得者で折半されるため、拾得者が受け取れるのは2.5〜10%となります。
この制度は、落とし物の返還を促進し、善意の拾得行為を報いることを目的としています。ただし、報労金を請求するには24時間以内の届け出や返還後1か月以内の請求などの条件があり、これらを満たさなければ請求権は失われます。また、報労金の額は話し合いで決めるのが原則であり、拾得者が一方的に20%を請求できるわけではありません。
今後の注目点は、こうした制度がどれだけ一般に認知されているか、またトラブルを防ぐためのガイドラインや啓発がどのように進められるかです。SNS上では「謝礼は当然」「請求されるのは不快」といった意見が分かれており、制度の理解と運用のバランスが問われています。
もしもAIが財布を拾って報労金を請求してきたら?(ないない?)
もしも、駅で落とした財布がAIによって拾われ、持ち主に自動返還される未来が来たら?──改札を通ろうとした瞬間、ポケットにあったはずの財布がない。焦るあなたのもとに、駅構内のスピーカーから「◯◯様、お財布をお預かりしています」と声が響く。監視カメラとAIが連携し、落とし主を即座に特定。数分後、無人案内ロボットが財布を届けにやってくる。だがその手には「報労金2割」の請求書が。拾得者がAIでも、法的には請求権があるのか?──そんな展開が現実になったら、ちょっと皮肉で面白いですよね。
この話題についてネットの反応は?
ポジティブ派
法律で決まってるなら、ちゃんと払うべき。拾ってくれた人に感謝しないと
2割って高いように感じるけど、10万円戻ってきたなら2万円で済むのはむしろ安い
拾って届ける人が減らないように、報労金制度はあっていいと思う
ネガティブ派
善意で届けたのに『金よこせ』って言われたら、ちょっと引く
2割請求されたら、なんかモヤモヤする。感謝の気持ちを強制されてるみたい
拾った人の住所が伝えられるって怖すぎる。個人情報どうなってるの?
ふもとあさとの読むラジオ
さて、ここまで駅で落とした財布と報労金について、詳しくお伝えしてきました。報労金の制度、そしてもしAIが拾ったら…という仮説まで、なかなか考えさせられる内容でしたね。
うんうん、いやぁ、聞いてて思わず「なるほどなぁ」って唸っちゃったよ。昔はね、財布が戻ってきただけでありがたい!って感謝一色だったけど、今は制度として「いくら払うか」って話になるんだもんねぇ。時代だねぇ。
そうですね。実際、遺失物法では5〜20%の範囲で報労金を請求できると定められていて、駅などの施設内ではその半分が施設側に分配される仕組みなんです。ただ、請求には期限や届け出の条件もあるので、知らないとトラブルになりかねません。
でもさ、2割って聞くと「えっ、そんなに?」って思う人も多いんじゃないかな。10万円入ってたら2万円だよ? もちろん拾ってくれた人には感謝だけど、義務として請求されると、ちょっと気持ちがザラつくっていうかねぇ。
SNSでも意見が分かれていましたね。「当然の権利」という声もあれば、「善意がビジネスみたいで嫌だ」という声もあって…。
そうそう。こういうとき、ロンくんはどう思う? リスナー代表として、ちょっと聞かせてくれる?
ワン! 了解です、あさとさん。リスナー代表モード、起動しました。
ぼくが見た限りでは、「財布が戻ってきたこと自体が奇跡だから、謝礼は当然」という人もいれば、「拾った人の住所が伝えられるのが怖い」という声も多かったワン。
つまり、制度の正しさと感情のズレがすれ違ってるんだワン。
なるほどなぁ。ロンくん、なかなか鋭いじゃないの。制度は制度として、でも人の気持ちってのはまた別なんだよねぇ。
そうですね。今後は、制度の周知だけでなく、拾得者と落とし主の間でトラブルにならないような運用の工夫も必要かもしれません。
うん。たとえば、報労金のやりとりを匿名でできる仕組みとかね。そういうのがあれば、もっと気持ちよく「ありがとう」が言える世の中になるかもしれないなぁ。
ワンワン! それ、ぼくが開発してみようかな?「ありがとう送信システム」って名前で!
ははは、頼もしいなぁロンくん。じゃあ次のコーナーも、よろしく頼むよ!
まとめ
報労金制度は法律に基づいた正当な権利ですが、感情とのギャップやトラブル回避の工夫が今後の課題となりそうです。
