甲子園で熱中症か　選手2人が相次ぎ担架搬送、暑さ対策に課題

甲子園で選手が相次ぎ熱中症か　安全対策に課題

第107回全国高校野球選手権大会（夏の甲子園）の第2日、午前中に行われた2試合で選手が相次いで体調不良を訴え、担架で運ばれる事態が発生しました。第1試合では仙台育英の川尻結大選手が守備中に足をつり、第2試合では開星の小村拓矢選手が打席中に足の異常を訴えて倒れ込みました。いずれも熱中症の疑いがあり、救護室で点滴などの処置を受けました。

この背景には、猛暑による過酷な環境が大きく影響しています。甲子園球場の黒土の照り返しは強く、体感温度は実際の気温以上に上昇します。大会側は暑さ対策として、

• 試合時間の2部制
• 5回終了後のクーリングタイム
• 開会式の夕方開催
• 選手宣誓の短縮

などを導入していますが、選手の安全確保には依然として課題が残ります。

今後の注目点は、開催時期や形式の見直し、さらなる暑さ対策の強化です。選手の健康を最優先にした大会運営が求められており、高校野球のあり方そのものが問われる局面に差し掛かっています。

もしも甲子園が“命を守る場”になったら？

もしも甲子園の猛暑が限界を超え、試合中に複数の選手が次々と倒れ込む“異常事態”が発生したら——。スタンドがざわめき、実況が一瞬止まり、担架が何度もグラウンドを往復する。観客は手に汗を握りながら、ただ祈るしかない。そんな中、急きょ試合が中断され、球場全体が“避難所”へと変わる。選手たちは氷のうを抱え、ベンチで横たわりながら仲間を気遣う。

もしこの光景が現実になったら、甲子園の「感動の舞台」は一転して「命を守る場」へと変わるかもしれません。こんな展開が現実になったら、皮肉だけど考えさせられますよね。

この話題についてネットの反応は？

ポジティブ派

選手宣誓の短縮やクーリングタイム導入など、暑さ対策が少しずつ進んでいるのは評価したい

担架で運ばれた選手にすぐ医療スタッフが対応していて安心した。運営の対応は迅速だったと思う

炎天下でも全力でプレーする球児たちの姿に感動した。これぞ甲子園のドラマ

ネガティブ派

こんな暑さで試合をやらせるのは危険すぎる。ドーム開催にすべきでは？

クーリングタイムの直後に足をつる選手が続出してるけど、逆効果なんじゃ…？

熱中症で倒れる姿を“美談”にするのは違う。命を守ることが最優先のはず

ふもとあさとの読むラジオ

あさと

いや〜、甲子園の話、胸が熱くなるねぇ。でも今回は“暑さ”の意味が違うようで……琳琳ちゃん、改めて状況を教えてくれる？

琳琳

はい。第107回全国高校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園で、2試合連続して選手が熱中症の疑いで担架搬送されるというアクシデントが起きました。仙台育英と開星の選手がそれぞれ足の異常を訴えて倒れ、医師の診断では熱中症の可能性があるとのことです。

ロン

ワン！呼ばれて飛び出て、ロンでございます。技術的には、スタジアム全体にミスト冷却システムを導入したり、選手のユニフォームに冷却素材を使うなどの工夫は可能です。また、AIによる体調モニタリングで、リアルタイムに選手の熱中症リスクを検知することもできますよ。