アップルが米国製造に1000億ドル追加投資、その真意と影響とは
アップルの巨額「1000億ドルのアメリカ追加投資」の真実、そして「意味しないもの」とは何か(海外)
https://news.yahoo.co.jp/articles/482e08f3260b553df83919852691f278d90f396a
目次
- 1: アップルの1000億ドル追加投資の真意とその背景
- 2: もしもiPhoneが本当に「Made in USA」になったら?
- 3: この話題についてネットの反応は?
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
アップルの1000億ドル追加投資の真意とその背景
米アップルは2025年8月、アメリカ国内の製造業支援に向けて1000億ドル(約14兆7000億円)の追加投資を発表しました。これは、今年2月に公表した5000億ドル規模の国内投資計画に上乗せされるもので、総額は6000億ドル(約88兆円)に達します。発表はホワイトハウスで行われ、ティム・クックCEOとトランプ大統領が並んで登壇しました。
この投資の背景には、トランプ政権の「製造業の国内回帰」政策があります。トランプ氏は、iPhoneなどを海外で製造する企業に対し最大25%の関税を課すと警告しており、アップルはこれを回避するために国内投資を強化していると見られます。実際、今回の投資には、iPhoneやApple Watch用のガラスを製造するケンタッキー州のコーニング社への25億ドル支援や、半導体供給網の国内整備などが含まれています。
ただし、iPhoneの完全な「Made in USA」化は現実的には困難です。複雑なサプライチェーンやコスト面の課題があり、アップル自身も「組み立ては当面海外で継続される」と明言しています。そのため、この投資は実質的には既存計画の加速や、政治的圧力への対応、企業イメージの向上を狙った戦略的な動きと見る向きもあります。
今後の注目点は、新設・拡張される工場の稼働状況や雇用創出の規模、そしてトランプ政権の関税政策との連動です。アップルの動きは、米中貿易摩擦やグローバルサプライチェーンの再編にも影響を与える可能性があり、他のテック企業の対応にも波及するでしょう。
もしもiPhoneが本当に「Made in USA」になったら?
もしもアップルが本気でiPhoneの製造をアメリカ国内に完全移転したら——。テキサスの広大な工場で、星条旗の下、数千人の技術者が最新モデルのiPhoneを組み立てる姿。その背後では、地元の高校生が「将来はアップルで働きたい」と夢を語り、町の経済が活気づいていく。けれど、価格は3500ドルに跳ね上がり、私たちは「次の買い替え、どうしよう…」と悩むことに。こんな展開が現実になったら、皮肉だけどちょっと感動的ですよね。
この話題についてネットの反応は?
ポジティブ派
アメリカの雇用が増えるなら歓迎。アップルの影響力はやっぱりすごい
トランプの圧力が効いたのか?結果的に国内回帰が進むなら良いこと
Corning社のガラスが世界中のiPhoneに使われるって、地元経済の希望だね
ネガティブ派
どうせ組み立ては海外のまま。見せかけの“アメリカ製”じゃ意味ない
価格が上がるだけで、消費者にはメリットないのでは?
トランプの政治パフォーマンスにアップルが乗っかっただけに見える
ふもとあさとの読むラジオ
いや〜、アップルの投資額、桁が違いますね。6000億ドルって、もう国家予算みたいなもんですよ。琳琳ちゃん、改めて事実関係を整理してもらえるかな?
はい、あさとさん。今回の追加投資は1000億ドルで、今年2月に発表された5000億ドルの計画に上乗せされる形です。目的はアメリカ国内の製造業支援で、コーニング社への支援や、半導体供給網の整備などが含まれています。ただ、iPhoneの組み立て自体は引き続き海外で行われる予定です。
ワン!了解です、あさとさん。もしiPhoneが完全にアメリカ製になったら、品質への信頼感は高まるかもしれませんが、価格が跳ね上がることで「買い替えのサイクル」が鈍る可能性があります。結果的に中古市場やサブスクリプション型の利用が広がるかもしれませんね。あと、地元雇用が増えることで、地域経済にはプラスの影響も期待できます。
