人民解放軍が体制批判、習近平政権に揺らぎの兆し
「人民解放軍」を巻き込んで激化する「習近平派」と「反習近平派」の暗闘…軍が「機関紙」で“独裁体制を批判”の意味
目次
- 1: 人民解放軍の機関紙が異例の体制批判、習近平政権内の権力闘争が激化
- 2: もしも人民解放軍が政権交代を宣言したら
- 3: この話題についてネットの反応は?
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
人民解放軍の機関紙が異例の体制批判、習近平政権内の権力闘争が激化
中国共産党の軍機関紙「解放軍報」が2024年11月、習近平国家主席の独裁体制を間接的に批判する内容を1面に掲載しました。これは、人民解放軍内部で「習近平派」と「反習近平派」の権力闘争が激化している兆候とされ、習主席の権力基盤の揺らぎを示唆しています。
背景と経緯
この動きの背景には、習近平政権下で続く反腐敗キャンペーンがあります。特に2023年以降、軍幹部の失脚が相次ぎ、習主席が信頼していた人物までもが取り調べを受ける事態となっています。軍の中枢である中央軍事委員会やロケット軍、武装警察など、複数の部門で高官が姿を消すなど、政権内の緊張が高まっています。
こうした状況は、かつての毛沢東時代の内部粛清を思わせ、習主席の一強体制に対する不満や反発が軍内部で噴出している可能性があります。
今後の注目点
今後注目されるのは、2025年10月に予定されている中国共産党の重要会議「第20期中央委員会第4回総会(4中全会)」です。開催時期の異例の延期も、政権内の不安定さを物語っています。軍が体制批判に踏み込んだことで、習近平政権の求心力の維持や、中国の政治構造の変化が国際社会の関心を集めています。
もしも人民解放軍が政権交代を宣言したら
もしも、人民解放軍の一部が突如として北京の中枢に進軍し、「反習近平派」の旗を掲げて政権交代を宣言したら――。夜の天安門広場に戦車が並び、国営テレビが沈黙する中、SNSでは「新指導者の声明」が拡散される。市民は不安と期待の入り混じった空気の中で、次の時代の到来を見つめる。
まるで映画『Vフォー・ヴェンデッタ』のような一夜が、現実になるかもしれない。こんな展開が現実になったら、皮肉にも体制の安定を掲げた独裁が、自らの不安定さを露呈することになりますよね。
この話題についてネットの反応は?
ポジティブ派
軍が体制批判を始めたのは、中国にもようやく変化の兆しが見えてきた証拠かも
習近平の一強体制に風穴が開くなら、民主化への第一歩になる可能性もある
軍内部からの声が出ることで、国際社会も中国の実情にもっと目を向けるべき
ネガティブ派
軍が政治に介入するのは危険。クーデターのような事態になれば国民が犠牲になる
反腐敗を掲げているけど、結局は権力闘争。誰が勝っても国民の自由は遠い
習近平が追い詰められるほど、逆に強硬策に出る可能性が高くて怖い
ふもとあさとの読むラジオ
いや〜、なんだか映画のワンシーンみたいな展開でしたねぇ。人民解放軍が体制批判って、これはただ事じゃないですよ。
そうですね、あさとさん。今回の報道では、2024年11月に軍の機関紙「解放軍報」が、習近平体制を間接的に批判するような内容を掲載したことが注目されています。背景には、軍幹部の相次ぐ失脚や、反腐敗キャンペーンによる内部の緊張があると見られています。
はい、あさとさん。歴史的に見ると、軍が政治に関与するケースは多くありますが、安定につながることは少ないです。例えば、1976年の中国・四人組失脚の際も、軍の動きが鍵を握りました。ただし、今回のように機関紙での批判という形は、かなり異例です。
まとめ
軍の発信が政権の不安定さを映す中、今後の党会議や国際社会の反応が中国の未来を左右する可能性がある。
