「5歳と35歳で出会った夫婦」に賛否──年の差婚が映す家族の境界線
『新婚さん』30歳差の夫妻、夫35歳と妻5歳で出会い 妻の母は結婚猛反対→強行突破で婚姻届提出
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc77a94f71151cce395f2d15a17bc2cfd033be5d
目次
- 1: 30歳差の夫婦が語った“出会いと結婚”の真実
- 2: SNSで賛否両論──“純愛”か“倫理的にアウト”か
- 3: もしも“母と夫”が結婚していたら?──もうひとつの家族ドラマ
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
30歳差の夫婦が語った“出会いと結婚”の真実
「5歳と35歳で出会った夫婦」と聞いて、あなたはどう感じるだろうか。年10月放送の『新婚さんいらっしゃい!』に登場したのは、香川県在住の夫53歳・妻24歳のカップル。ふたりの出会いは18年前、当時5歳だった妻が、母親の知人である35歳の男性(現在の夫)に“預けられた”ことがきっかけだったという。再会したのは妻が高校生の頃。そこから交際が始まり、母親の猛反対を押し切って婚姻届を提出したというエピソードが、SNSを中心に大きな波紋を呼んでいる。
注目を集めたのは、単なる年の差だけではない。妻の母親と夫が同い年という事実や、家族ぐるみの関係性の中で恋愛感情が芽生えたという背景に、視聴者の間では「感動した」「ちょっと複雑」といったさまざまな声が上がった。法的には問題がないとはいえ、出会いのタイミングや関係性の変化に対する違和感を覚える人も少なくない。
この夫婦のケースは、年齢差のある恋愛や結婚、さらには“家族的な関係性”から恋愛に発展することへの社会的な受け止め方に、一石を投じるものだ。恋愛の自由と、社会的な目線や倫理観とのあいだで、私たちはどこに“境界線”を引くのか──今後の議論の行方にも注目が集まる。
SNSで賛否両論──“純愛”か“倫理的にアウト”か
この夫婦のエピソードは、SNSでも大きな議論を巻き起こした。「年齢差を超えた純愛」、「母の反対を押し切った強い意志」といった肯定的な声がある一方で、「気持ち悪い」、「倫理的に問題では?」といった否定的な意見も少なくない。まさに“賛否真っ二つ”の状態だ。
ポジティブな反応では、「年齢なんて関係ない」「本当に好きなら応援したい」といった声が目立つ。特に、母親の猛反対を乗り越えて結婚に至ったという点に、「自分の意思を貫いたのがすごい」「ドラマみたい」と共感する人も多いようだ。
一方で、ネガティブな反応は出会いの年齢に集中している。「5歳の頃から関係があったって、ちょっと怖い」「親子ほどの年齢差で恋愛って…」といった違和感を示すコメントが相次いだ。法的には問題がなくても、心理的な境界線を越えていると感じる人が多いのだろう。
このように、SNSでは恋愛の自由と社会的な違和感のあいだで、意見が激しくぶつかり合っている。誰もが発信できる時代だからこそ、「これはアリ?ナシ?」という問いが、より鋭く突きつけられているのかもしれない。
もしも“母と夫”が結婚していたら?──もうひとつの家族ドラマ
もしも、あの夫が妻ではなく母親と結婚していたら──そんな仮説を立ててみると、まったく別の“家族ドラマ”が浮かび上がってくる。母と夫が結婚していた場合、娘は義理の娘として彼のもとで育てられることになる。つまり、今の夫婦関係は親子関係として存在していた可能性があるのだ。
そして、娘が成人した後に“父”への恋心を抱いたとしたら? それはもう、家庭内での三角関係という複雑な構図になりかねない。母と夫、娘のあいだで感情がもつれ、家族が崩壊していく──そんな展開は、ドラマの中だけにしてほしいと思う人も多いだろう。
この仮想ストーリーは、私たちに家族とは何か、そして恋愛の自由とは何かを改めて問いかけてくる。血縁や年齢、育成環境を超えて「好きになること」は自由かもしれない。でも、関係性の履歴があるからこそ、そこには“越えてはいけない線”があるのかもしれない。──こんな展開が現実になったら、皮肉で怖いですよね。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて、今日のテーマは「5歳と35歳で出会った夫婦」にまつわる話題です。いや〜、このニュース、見たときびっくりしましたよ。まさかの30歳差。しかも出会いが“5歳と35歳”って、どういうこと?って。
そうですよね。年10月に放送された『新婚さんいらっしゃい!』に登場した香川県のご夫婦が話題になっているんです。現在53歳の夫と24歳の妻。出会いは18年前、妻が5歳のときに、母親の知人だった夫に“預けられた”のがきっかけだったそうです。
時系列で整理すると、出会いが2007年ごろ。そこから10年以上の時を経て、妻が高校生の頃に再会し、交際が始まり、母親の猛反対を押し切って結婚に至ったという流れですね。
うーん、なんというか……ドラマチックすぎて、現実感がないというか。でも、実際に結婚してるんですよね。
はい。番組内ではとても仲の良い様子が伝わってきましたし、夫婦としての絆も感じられました。ただ、SNSではかなり賛否が分かれていて。
ポジティブな意見としては、「年齢差を超えた純愛」「母親の反対を乗り越えた意志がすごい」といった声が多く見られました。恋愛や結婚に年齢は関係ない、という立場ですね。
でも、やっぱり「5歳のときに出会ってる」って聞くと、ちょっと引いちゃう人も多いんじゃないかな。
そうなんです。ネガティブな反応はそこに集中していて、「気持ち悪い」「倫理的にどうなの?」という声も目立ちました。特に、母親と夫が同い年という点が、家族的な関係性の中で恋愛に発展したことに違和感を覚える人が多いようです。
これは“恋愛の自由”と“社会的な違和感”の境界線が問われるケースですね。法的には問題がなくても、心理的なハードルが高い。
でもさ、ふと思ったんだけど……もしこの夫が、最初にお母さんと結婚してたらどうなってたんだろうね?
あ、それ面白い視点ですね。もし母親と結婚していたら、娘さんは義理の娘として彼のもとで育てられていたわけで……。
その場合、娘が成人後に“父”に恋をするという、家庭内三角関係の構図が生まれますね。倫理的にも心理的にも、かなり複雑な状況になります。
うわ、それもう昼ドラの世界だよ。現実だったら怖すぎる。
でも、そう考えると、今回のケースも「家族とは何か」「恋愛とは何か」を考えさせられるきっかけになりますよね。
関係性の履歴があるからこそ、恋愛に発展したときに“越えてはいけない線”があるのでは、という議論が出てくるのも自然です。
というわけで、今日は「5歳と35歳で出会った夫婦」の話題から、年の差婚や家族と恋愛の境界線について考えてきました。
年齢差婚そのものは決して珍しいものではありませんが、今回のように出会いのタイミングや家族的な関係性が絡むと、社会の受け止め方は一気に複雑になりますね。
SNS時代は、恋愛や結婚の価値観が多様化する一方で、倫理観や社会的な違和感も可視化されやすくなっています。今回のようなケースは、まさにその“境界線”を浮き彫りにした事例と言えるでしょう。
恋愛は自由。でも、自由だからこそ、どこかで「それってどうなの?」って立ち止まって考えることも大事かもしれませんね。
はい。年の差婚や家族内恋愛のようなテーマは、単なる“珍しい話”ではなく、私たち自身の価値観や社会のあり方を映す鏡なのかもしれません。
そしてその鏡に映るのは、時に“へえ〜”と驚くような発見であり、時に“うーん”と考え込むような問いでもあります。
ということで、今日はここまで。あなたはどう思いましたか?「恋愛の自由」と「家族の境界線」、どこに線を引きますか──また次回の放送でお会いしましょう!
