《懲役は…》遺体と7年暮らした男──人間の限界とAI仮説
《懲役は…》恋人を殺害後“7年間も遺体と共に暮らし続けた”「28歳男性のその後」(平成29年)
目次
- 1: ニュース解説:恋人殺害と“遺体との同居”という異常な7年間
- 2: ネットの反応:同情と嫌悪が交錯するSNSの声
- 3: もしも仮説:AIと“死者”が共生する未来が来たら?
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
ニュース解説:恋人殺害と“遺体との同居”という異常な7年間
平成29年、関西の一室で発覚した事件は、ただの殺人では終わらない異常性を孕んでいました。加害者は当時28歳の男性。恋人を殺害したあと、なんと7年間も遺体と同居し続けていたのです。
部屋に踏み込んだ捜査員が見つけたのは、白骨化した遺体と「彼女を殺した。死にきれなかった」と書かれたメモ。しかもその間、彼は別の女性と結婚生活を送っていたというから、事態はさらに複雑です。
この“二重生活”の背景には、加害者の幼少期の虐待経験や、被害者との共依存的な関係があったとされています。「失いたくない」「一人になりたくない」という感情が、死後もなお“同居”という形で続いていた可能性があるのです。
さらにこの事件は、DVや孤独、支援の届かない人間関係の闇を浮き彫りにしています。誰にも相談できず、誰にも気づかれず、7年もの間“異常”が放置されていた現実。これは単なる猟奇事件ではなく、社会が見落としている再発防止のヒントを含んでいるのかもしれません。
ネットの反応:同情と嫌悪が交錯するSNSの声
この事件が報じられると、SNSでは瞬く間に議論が巻き起こりました。驚きと恐怖の声が多くを占める一方で、加害者の過去や心理に対して同情的な視点を示す投稿も少なくありませんでした。
「虐待の連鎖ってこういう形で現れるのか」「共依存って、外から見るよりずっと深い闇なんだな」といった声は、事件の背景にある心の傷や人間関係の歪みに目を向けるものでした。一部では「彼もまた被害者だったのでは?」という意見も見られ、加害者像を一面的に捉えない姿勢が注目されました。
しかし当然ながら、遺体との同居や結婚生活との両立に対しては、強い嫌悪感や恐怖を示す声も多数。「ホラー映画より怖い」「人間ってここまで壊れるのか」といった反応は、事件の異常性を改めて浮き彫りにしています。
さらに議論は、「この人は更生できるのか?」「懲役年数は妥当だったのか?」「そもそも支援体制が足りていないのでは?」といった社会的な論点にも広がっています。事件の異常さだけでなく、それを生んだ環境や制度への問いかけが、ネット上で静かに続いているのです。
もしも仮説:AIと“死者”が共生する未来が来たら?
もしもこの事件の加害者が、「彼女はAIとして生きていた」と語っていたら──そんな仮説を立ててみると、物語は一気にSFめいてきます。遺体の代わりに、彼女の記憶や口癖を学習したAIチャットボットと暮らしていたとしたらどうでしょう。毎晩「おかえり」と返してくれる彼女の声。喧嘩もできるし、仲直りもできる。でもそれは、もう“人間”ではない。
この仮説が現実になったとき、私たちは倫理や孤独、そして死の定義をどう扱うべきか、問われることになります。「死者と会話できるAI」はすでに技術的には可能で、実際に遺族向けのサービスも登場しています。けれどそれは、癒しなのか、執着なのか──その境界線はとても曖昧です。
そして何より怖いのは、「それでも人は満たされないかもしれない」ということ。AIがどれだけ優しくても、記憶を再現しても、“本物”ではないという事実が、心の奥に残り続ける。こんな展開が現実になったら、怖いけれど、どこか感動的で皮肉ですよね。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて、今日のテーマは「遺体と7年暮らした男」。いや〜、何度聞いても衝撃的ですよね。平成29年に発覚したこの事件、加害者は28歳の男性で、恋人を殺害したあと、なんと7年間も遺体と同居していたという…。
はい。しかもその間、別の女性と結婚生活を送っていたという事実もあって、ネットでは「ホラー映画より怖い」と話題になりました。背景には、加害者の幼少期の虐待や、被害者との共依存関係があったとされていて、単なる猟奇事件ではないんです。
技術的に言えば、7年間も遺体を放置していたこと自体が異常ですが、それ以上に「なぜそれが可能だったのか」という社会的な構造のほうが問題です。孤独、支援不足、そして周囲との断絶。人間の限界が露呈したケースですね。
