予防接種“後進国”ニッポン、アメリカを追い越す日は来るか
予防接種「後進国」ニッポン ついに米国に追いつき、追い越すか…ただし、日本が前進したわけじゃなく
https://news.yahoo.co.jp/articles/23d67485b08e7d004c0cf05be7dd3d41a419bab7
目次
- 1: 予防接種政策で日本が米国を“追い越す”可能性、その背景とは
- 2: もしもアメリカでワクチン政策が崩壊したら?(ないない?)
- 3: この話題についてネットの反応は?
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
予防接種政策で日本が米国を“追い越す”可能性、その背景とは
日本の予防接種制度が「後進国」とされてきた中、アメリカと肩を並べ、追い越す可能性が出てきました。ただし、これは日本の制度が進歩した結果ではなく、アメリカ側の制度後退による相対的な変化です。
背景と経緯
アメリカでは、反ワクチン思想を持つロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官が、予防接種政策を担う専門委員会(ACIP)のメンバーを一斉に解任し、科学的根拠に乏しい人物を新たに任命しました。これにより、科学的合意に基づくワクチン推奨が見直される可能性が高まり、米国小児科学会などが強く反発しています。
一方、日本では過去に副作用への過剰反応や制度的混乱により、ワクチン導入が遅れ、「定期接種」と「任意接種」の区分も非科学的に運用されてきました。世論が政策を左右する傾向が強く、HPVワクチンや妊婦向け百日ぜきワクチンの導入も遅れています。
意義と今後の注目点
このニュースは、ワクチン政策が科学的根拠に基づくべきという原則が、政治的判断で崩されるリスクを示しています。日本が「追い越す」チャンスを得たのは、アメリカの制度崩壊によるものであり、日本の制度が盤石になったわけではありません。
今後は、日本がこの機会を活かして、科学的根拠に基づいた予防接種制度を再構築できるかが問われます。専門家の知見を尊重し、政治的圧力に流されない制度設計が求められています。
もしもアメリカでワクチン政策が崩壊したら?(ないない?)
もしも、アメリカで科学的根拠に基づかないワクチン政策が本格的に進行し、はしかや百日ぜきが再流行したら――。空港の検疫所で「アメリカ帰りの子どもに発疹と高熱」と緊張が走り、日本の医師たちが即座に隔離対応に追われる。かつて“後進国”とされた日本が、今度は感染症の“防波堤”として世界から注目される日が来るかもしれません。こんな展開が現実になったら、皮肉だけど考えさせられますよね。
この話題についてネットの反応は?
ポジティブ派
日本がようやく追いついたというより、アメリカが勝手に転んだだけ。でも結果的に日本が“マシ”に見えるのは面白い展開。
これを機に日本も科学的根拠に基づいた予防接種制度を整備してほしい。チャンスだと思う。
アメリカの混乱を見てると、日本の“慎重すぎる”姿勢も悪くなかったのかも…と少し思えてきた。
ネガティブ派
“追い越した”って言っても、日本が進歩したわけじゃないのに喜んでる場合じゃないでしょ。
日本のワクチン行政はまだまだ“ガラパゴス”。定期と任意の区分も意味不明だし、根本的な改革が必要。
アメリカの制度崩壊は怖いけど、日本も他人事じゃない。政治が科学を無視したら同じ道をたどる。
ふもとあさとの読むラジオ
さあ、ここからはスタジオに戻ってまいりました。ふもとあさとです。いやあ、先ほどの特集、なかなか考えさせられましたねぇ。
はい、琳琳です。今回は「予防接種“後進国”と呼ばれてきた日本が、アメリカを追い越すかもしれない」というニュースを取り上げました。ですが、実際には日本が進歩したというより、アメリカの制度が大きく後退しているというのが実情なんです。
うーん、なんとも皮肉な話だよねぇ。アメリカといえば、かつてはワクチン政策の最先端を走っていた国。それが今や、反ワクチンの政治家が専門家を排除して、科学的根拠のない判断がまかり通るようになってるっていうんだから。
はい。アメリカでは、ロバート・ケネディ・ジュニア氏が厚生長官に就任し、予防接種の専門委員会メンバーを一斉に解任。代わりに、科学的に疑問視されている人物たちを任命したことで、医療界からも強い反発が出ています。
日本もね、決して手放しで褒められる状況じゃないんだよね。副反応への過剰反応とか、定期接種と任意接種の線引きが曖昧だったり。だけど、こういうときこそ、科学に基づいた制度をちゃんと整えるチャンスなんじゃないかな。
そうですね。今後は、専門家の知見を尊重して、政治的な圧力に左右されない制度設計が求められます。
さて、ここでちょっとロンにも聞いてみようか。ロン、今の話を聞いてどう思った?
ワン!お呼びですね、ふもとさん。今回の件、私は「制度の信頼性とは何か?」という問いを突きつけられていると感じます。科学的根拠に基づく政策が崩れると、社会全体の安心感も揺らぎます。日本も、他山の石として制度の再構築を急ぐべきですね。
なるほど、さすがロン。専門家モードで来たねぇ。じゃあ、もし日本がこのまま制度を整えて、世界から「予防接種の模範国」なんて言われるようになったら…?
それはまるで、かつて“後進国”と呼ばれた国が、感染症から世界を守る“防波堤”になるという、映画のような逆転劇ですね。現実になれば、感動的でもあり、皮肉でもあります。
本当に、未来は私たちの選択次第ですね。
うん。じゃあこのあとは、リスナーの皆さんから届いたメッセージをご紹介していきましょうか。ロンも、また後で頼むよ。
ワン!いつでもどうぞ!
まとめ
制度の信頼性が揺らぐ今、日本は科学的根拠に基づいた予防接種政策を再構築できるかが問われています。

