NHK朝ドラ『あんぱん』好評価、『おむすび』は評価割れる理由とは

NHK朝ドラ『あんぱん』が7位、『おむすび』は圏外──視聴者評価に明暗

2025年上半期の「おすすめドラマ」ランキング（Rakuten PLAY調査）で、NHKの連続テレビ小説『あんぱん』が7位にランクインした一方、前作『おむすび』は圏外という結果となった。このランキングは約1万人の視聴者が「他人に勧めたい」と感じた作品を選んだもので、両作の評価に大きな差が表れている。

『あんぱん』は、アンパンマンの作者・やなせたかしとその妻・暢をモデルにした物語で、今田美桜が主演。放送開始当初は前作の低視聴率の影響で苦戦したが、回を重ねるごとに視聴率は上昇し、安定した人気を獲得している。一方、『おむすび』は橋本環奈主演で「平成ギャル文化」をテーマにした挑戦的な作品だったが、視聴率は歴代最低レベルに沈み、物語の矛盾や主演の不在など制作面の混乱も視聴者離れを招いたと分析されている。

この結果は、NHK朝ドラにおける「テーマ設定」と「制作体制」が視聴者の共感を得る上でいかに重要かを示している。『あんぱん』は、家族の絆や食の温かさといった普遍的なテーマを丁寧に描き、幅広い世代に支持された。特に男性視聴者層での注目度が高く、朝ドラとしては異例の傾向も見られる。

今後は、『あんぱん』が終盤に向けてどのように物語を展開し、視聴者の支持を維持・拡大できるかが注目される。また、NHKが次回作でどのようなテーマと演出を選ぶかも、朝ドラのブランド価値を左右する重要なポイントとなる。

もしも『おむすび』が“夜ドラ”だったら？

もしもNHK『おむすび』が朝ではなく、夜10時台の“夜ドラ”枠で放送されていたら──。平成ギャル文化をテーマにした大胆な演出は、朝の穏やかな時間帯よりも、仕事終わりのテンションにマッチしていたかもしれない。視聴者は一日の疲れをギャルのパワーで吹き飛ばし、SNSでは「懐かしすぎて泣ける」「ギャル語が刺さる」と盛り上がる夜が続いたかも。橋本環奈の逆プロポーズシーンが“夜の名場面”として語り継がれていたら、今とは違う評価を得ていた可能性もある。こんな展開が現実になったら、ちょっと皮肉で面白いですよね。

この話題についてネットの反応は？

ポジティブ派

たった5話で200パーセント伝わってきた。泣けた…

朝ドラらしい朝が帰ってきた。やっぱりこういうのが見たかった

ヤムおじさん＝ジャムおじさん？遊び心が嬉しい！

ネガティブ派

『おむすび』はギャル推しが強すぎてついていけなかった

のぶに共感できない…感情が見えづらいヒロイン

RADWIMPSの主題歌、ちょっとミスマッチかも

ふもとあさとの読むラジオ

あさと

いや〜、朝ドラってほんとに奥が深いねぇ。『あんぱん』が7位に入ったっていうのは、やっぱり“あんこ”の力なのかな？（笑）

琳琳

あさとさん、それはちょっと強引です（笑）。でも実際、視聴率も回復してきていて、SNSでも「泣けた」「朝ドラらしい」っていう声が多いんですよね。やなせたかしさん夫妻をモデルにした物語ということで、共感を呼んでいるようです。

ロン

ワン！呼ばれて飛び出てロン参上。視聴者目線で言えば、『おむすび』は“懐かしさ”と“違和感”が同居していた作品でした。平成ギャル文化に親しみがある層には刺さった一方、朝の時間帯に見るには少々エネルギー過多だったかもしれません。もし夜ドラだったら、SNSでの盛り上がりはもっと加速していたでしょうね。

まとめ

テーマ設定と放送枠の相性が作品評価を左右する。次回作の展開にも注目が集まる。