今年の漢字『脈』が4位に！驚きと議論を呼んだ世相の鏡

ニュース解説：『脈』が4位にランクインした衝撃

京都・清水寺で発表された2025年の「今年の漢字」は、全国から寄せられた応募の中から「熊」が堂々の1位に選ばれました。各地で相次ぐ熊の出没や被害が社会問題化したことが背景にあり、まさに世相を映す一文字といえます。

ところが、番組『ミヤネ屋』で「そんな漢字は入らないだろう」と一蹴されていた「脈」が、なんと4位にランクイン。大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」に由来するこの漢字の登場に、スタジオは驚きと笑いに包まれ、出演者たちが思わず声を上げる場面もありました。

ネットの反応：驚きと疑問が交錯

SNS上では「脈」が4位に入ったことをめぐり、賛否両論が飛び交いました。

ポジティブな反応としては「脈が入ったのはユーモラスで面白い」「本村弁護士の予想が当たって痛快だ」といった声が目立ち、意外性を楽しむユーザーも少なくありません。

一方でネガティブな意見では「脈はカタカナ由来で違和感がある」「もっと社会問題を反映すべきでは」との批判も見られ、選定基準への疑問が浮上しました。

結果的に「今年の漢字」は、世相の反映にとどまらず、文化やイベントの影響力をも映し出す場であることが改めて浮き彫りになったのです。

もしも：『脈』が1位だったら？

仮に「脈」が1位に選ばれていたとしたら、社会の注目点は大きく変わっていたかもしれません。

ニュースでは熊被害よりも大阪・関西万博やキャラクター文化が中心話題となり、街中では「脈」をテーマにしたグッズや広告が急増して万博の盛り上がりがさらに加速した可能性があります。

とはいえ、「社会問題よりキャラクター優先は皮肉だ」との批判も強まり、「今年の漢字」がエンタメ化する未来が想像できます。

もしそんな展開が現実になったら、世相を映す漢字の意味合いが一層ユニークなものになっていたでしょう。

ラジオ形式トーク（ふもとあさと＆仲間たち）

あさと

さてさて、今年の漢字が発表されましたね。1位は「熊」、これはまあ予想通りというか、全国で熊の出没が話題になったから納得です。でも僕が驚いたのは4位に「脈」が入ったこと。いやあ、スタジオでも『うそ！マジで！？』って声が上がったそうで、僕も同じ気持ちですよ。琳琳さん、どうして「脈」なんでしょう？

でもね、僕は「脈」って聞くと健康診断を思い出しちゃうんですよ。『脈拍は正常です』とかね。万博よりも病院の待合室のイメージが強い（笑）。

なるほどね。そうなると「今年の漢字」がエンタメ化していく未来も想像できるわけだ。まあ、それはそれで面白いけど、ちょっと皮肉でもあるなあ。

結論としては、「今年の漢字」は世相の鏡でありながら、文化やイベントの盛り上がりも反映する場になっているってことですね。「熊」「脈」「大阪・関西万博」「ミャクミャク」――こうしたキーワードが並ぶことで、2025年という年の特徴が浮かび上がる。来年はどんな漢字が飛び出すのか、今から楽しみです！

琳琳

はい、あさとさん。「脈」は大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」に由来しているんです。万博関連のワードは「万」や「博」も票を集めていたんですが、分散した結果、「脈」が意外にも上位に食い込んだんですね。

SNSでは『ユーモラスで面白い』という声もあれば、『カタカナ由来で違和感』という批判もありました。つまり、賛否両論が交錯しているわけです。

でも確かに「脈」って多義的な言葉で、血管や鼓動を連想する人もいれば、社会の流れや人のつながりを思い浮かべる人もいる。だからこそ票が集まったのかもしれません。

ここまで振り返ると、「熊」と「脈」のランクインは、世相と文化の両方を映し出す結果だったといえます。「熊」は社会問題を象徴し、「脈」は大阪・関西万博やキャラクター文化の影響を示しました。

ロン

技術的に分析すると、これは投票システムの特性が表れた結果です。「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会が一般応募を集計して決める仕組みなので、専門家の予想よりも市民の感覚が強く反映されます。

「脈」は万博というイベントの象徴性を持ち、文化的影響力を示す一例ですね。もし「脈」が1位になっていたらニュースの焦点が大きく変わっていた可能性があり、街中では「脈」をテーマにしたグッズや広告が急増したでしょう。

技術的に言えば、これは『社会問題よりエンタメ優先』という傾向を示すデータになったはずです。

つまり、「今年の漢字」は単なる世相の反映ではなく、イベントや文化の影響力を測る指標にもなっている。社会問題とエンタメの両方が投票に影響を与えているわけです。